相続トラブルの注意点と、弁護士に依頼すべき3つの理由
- 将来遺産相続が起こったとき、トラブルが起こらないか心配
- 相続トラブルを避けるにはどうしたら良いのか?
- 相続トラブルにはどのようなパターンが多いのか?
以下では相続トラブルの注意点と弁護士に依頼すべき理由をご紹介していきます。
1.相続トラブルの注意点
1-1.遺産価額とは関係がない
一般に「自分の家庭に限って相続トラブルが発生することはないだろう」と考えている方が多数です。相続トラブルは「一部の裕福な資産家の家庭で起こるもの」と考えている人もいます。
しかし相続トラブルは遺産価額に関係なく発生します。
家庭裁判所の遺産分割調停では、全体の7割以上が「遺産額が5000万円以下」の案件であり、相続税が発生しなくても相続トラブルは数多く起こっています。
1-2.仲の良い家族でもトラブルが起こる
「うちの子供達は仲が良いからトラブルにはならない」という考えも危険です。親の生前には仲が良くても死亡後関係が急激に悪化し、骨肉の争いとなる事案は非常に多数です。
相続トラブルは、誰にでもどこでも起こりうることを認識しましょう。
2.遺産相続を弁護士に相談・依頼すべき3つの理由
2-1.適切な予防策をとれる
相続対策を弁護士に相談すると、適切な予防策をとれます。たとえば生前であれば遺言書を作成したり生前贈与、家族信託を利用したりすることにより、相続開始後の無用なトラブルを避けやすくなります。自分達だけではどのような方法が適切かわからなくても、弁護士がアドバイスや手続きの代行を行うので安心していただけます。
2-2.トラブルになったとき、速やかに解決できる
実際に相続トラブルが発生してしまったときにも、弁護士であれば速やかかつ適切に対応可能です。遺言書の有効性や遺産の範囲についての争いを解決することもできますし、遺産分割協議や調停、審判で代理人となり、依頼者に有利な方向に話を進めることも可能です。
自分達で話し合うとどうしても感情的になってしまうので、第三者かつ法律の専門家である弁護士が介入することが、トラブル解決に効果的です。
2-3.スムーズに相続手続きを完了できる
相続手続きは、非常に煩雑です。まずは相続人調査や相続財産調査を行い、次に遺産分割協議をして遺産分割協議書を作成し、さらに名義変更などの手続きを行って相続税申告もしなければなりません。遺留分減殺請求が行われるケースもあります。
弁護士に相談していれば、こうした一連の相続手続きに万全に対応できて、スムーズに全手続きを完了できます。
当事務所では、相続対策に非常に力を入れて取り組みを進めています。将来の遺産相続が心配な方、すでにトラブルが発生してしまった方は、お気軽にご相談下さい。